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2015年 02月 15日
福岡で個展を見た日
先週は福岡へ行きました。

見たかった個展を見る為に。
行ったのが最終日の午後だったので、バタバタ・・・
まず行ったのが川野美華さんの個展『Nacht』へ。
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http://plusfukuoka.com/art/oishi-201402-mika-kawano-exhibition-nacht/
場所はギャラリーおいし。
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このブログでは、川野さんの作品については何度も書いていると思いますが・・・
今回の個展も楽しめました。
会場は福岡の博多駅近くの商店街の入口付近の4階建てのギャラリーの3階と4階で開催されていました。作品はギャラリーの入口の階段から展示されていて、3階では小作品中心で4階は大作中心の展示でした。
Nacht(ナハト)とは夜を意味するドイツ語らしいです。
展示内容は「世の中が寝静まった時間にこっそりひっそりと動き出す、絵の中の儚く醜く愛しい生き物たち。そんな生き物たちの内緒話が聞こえてくるような展示会」とのこと。
いつも通りのキモカワイイ感じの作品達でした。
血液(血飛沫)、体の一部を切断された人、斜視、長い髪の毛、実在しない生き物等が描かれていて不気味さがまず目に入ります。しかし、それとは対極のアニメのキャラクターの様な瞳、パンティ、付けまつげやビーズ等のコラージュ等の可愛らしいモチーフが混在する独特の世界です。
聖書のシーンを絵画で表現していた古い西洋美術の、川野さんバージョンだと思っています。題材は聖書ではありませんが彼女なりにストーリーがあり、作品の中に組み込まれています。しかし、凝り固まったコンセプトで生み出されたむず作品ではなく、手遊びの延長で楽しみながら描いている様に思います。
画面に幾つも見所があってじっくり見る事ができました。



その次は小野愛さんの個展『megumi ono exhibition』へ。
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http://www.afro-fukuoka.net/archives/event/megumi-ono-exhibition
小野愛さんの展示の事はFacebookで知ったと思います。
現在別府在住の彼女は、少し前に別府で個展を開催していて、その時も気になっていましたが見逃してしまったので今回見に行く事にしました。
場所はTAGSTAというカフェ。店内奥に作品展示出来るギャラリースペースがあるというカフェでした。
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作品は布を使った立体作品がメインで映像作品が2点。
白に近い布を縫い作り上げられた等身大に近い人物像が多かったです。
個展のタイトルは『megumi ono exhibition』で、作品タイトルも説明も無し。ただ、入口に作者の展示に対する思いを書いた紙が置かれているだけでした。それによると、言葉で一方的に説明して展示するのではなく鑑賞者の感性に任せるという様なものでした。
そうなると見方が難しくなってしまいますが・・・
しかし、ひとつひとつの作品のパワーが凄かったです。それは、細部まで手を抜かずに作り込んでいる為だと思います。
色の無い世界で、無表情で動きの無い人物、心臓が体の表に出ている表現等を見て・・・
ありきたりかもしれませんが、僕は生や死を作品から感じました。
インスタレーションは僕の不得意分野なのですが、作品がしっかり作られているので楽しむ事が出来ました。
真っ白に近い作品を作った小野さん本人は黒い洋服に黒のラバーソールを履いていました。
完璧主義っぽくて難しい方なのかと思ったら、おっとりしたしゃべり方をされて、自分の先入観を色々裏切られた感じでした。



2つの個展を見に福岡へ行きましたが、どちらも良い個展だったので有意義な時間を過ごす事ができました。
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by ymtdsk | 2015-02-15 05:38 | 美術 | Comments(0)


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