YMTDSK BLOG
2016年 04月 02日
市美展を見た日
先週で、大分市美術展が終わりました。
作品は家に帰ってきました。

ご覧になって頂けたでしょうか。

僕の作品は、納得の出来ていない部分が多く、もっと頑張れたと思っています。
加筆しようかと考えています。
未完成ですが、なんとか区切りの良いところで終わらせたのでサインを入れました。
しっかりサインを書いてしまうと「完成」という事になってしまうと思い、後で消す事のできる鉛筆でササっと簡単に書いたサインでした。(いつもとサインが違う事に気付かれた方もいました。)
今作が一番良いという方もいましたから、自分の納得のできていない部分を補えば完璧に近くなるのかな。。と思ったりしました。
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50周年記念大賞を受賞されたのは村上真由美さん。
森洋一先生の絵画教室の生徒さんなのですが、重厚なマチエールを作る森先生直結ではない画風で女性らしい繊細なマチエールの上に淡く柔らかい雰囲気で描かれた作品でした。
構図も良かったです。異なったポーズをとる4人の人物が描かれているのですが、人物の頭の部分を全て入れず、逆に足から下の床の空間を多く取る構図が良いです。
僕も4ポーズの裸婦を1画面に横並びに配置した絵を描きましたが、空間の取り方にまで考える力がなかったですね〜。

大分市美術館賞の伊藤さんのシルクスクリーン作品は、卒業制作展で見ましたが、ズルいですよ。受賞しますよ。
超繊細なシルクスクリーン作品で、写真をパソコンで加工した後に製版したのか、、、工程は憶測でしか言えませんが、、、抽象画にも見える作品で、僕の好きな感じでした。

あと、アート・ブラザー賞の斎藤さん、、、
以前から大分で発表されていました???初めて見た気がします。
色使いがバリ島の民族衣装の様でもあり、日本の極彩色の様でもある。
しかし、モチーフは西洋絵画でよく使われる静物だったりして、絵の中にある文様の様なデザインはオリジナルなのでしょうか。。。
僕も持っていない感覚でした。

それと、大分市教育長賞の後藤さんの切り絵は、小さい作品でしたが秀逸でした。
パッと見は小さくて素通りしてしまいそうになりますが、じっくり見てみました。
漢字、ひらがな、カタカナを使って書かれた文章の文字を切り取ったものでした。(文字だけを切り抜いてしまうと、バラバラになるので、文字と細かい網が重なったものを切り抜いて作っていました。)
会場では「細かい」と思って写真を撮りました。家に帰って文字を読むと、亡くなったおじいちゃんへ宛てた文章だったのです。泣きそうになりました。
作品中に文字を使って感情移入させるのは、美術ではズルい気がしますが(笑)、これも新しい表現だなと思いました。
実は以前アートマーケットで作品についての話を聞いた事のある方でした。

緑ヶ丘高校の生徒も何人も受賞されていて、良いと思う作品がありました。

黒川さん、森さん、西牟田さん等のベテラン組さんの大作が並ぶ壁もありましたね。

受賞されていない作品にも良いものがあり、知り合いの作品もありました。

今回は、締め切りギリギリまで描いて(いつもの事ですが)、出品しないでおこうかと諦めそうになりましたが、出品せずに諦めると絶対後悔するのは知っていたので出品しました。
受賞もできましたし、良い結果になりました。
来年は早めに完成させたいです。
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# by ymtdsk | 2016-04-02 10:26 | 美術 | Comments(0)
2016年 03月 18日
池辺法子展を見た日
先日、大分銀行本店で開催中の『池辺法子展』を見に行きました。
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100号以上の大作ばかりの展示。

現在は抽象画を描かれていますが、17年前の抽象寄りの具象画作品から展示されていました。

作風がどう変化していったのかが分かって面白かったです。

絵の具を使って「描いた」作品から、どんどん素材感を活かして「描く」から「画面を作る」ような作品になっています。

会場に上がって目の前に現れる2015年の作品は、画面の大半が黒。
大きく取った「間」が良いですね。
紙や布を貼り付けたコラージュ作品なのです。
僕が数年前からやりたくて自身の作品でも使ってる「間」に共通点があって、惹かれました。
僕の場合は絵の具をフラットに塗って本当に何も無い「間」を作っていました。
しかし、池辺さんの「間」はフラットな「無」ではなく、凹凸があり色の変化があり、主役にもなり得る「間」だと思いました。
また、コラージュされた素材が作品に溶け込んでいるものもあり、はっきりと存在を主張するものもあり、バランス良く構成されていました。
作品全面が布や紙等を貼り付けて構成されていいるのですが、アクセントに絵の具の色がついていたり、絵の具の垂れた跡があるところが、「物を貼り付けたコラージュ作品」ではなく「絵画」作品であると再認識させてくれます。作風は変わってきていますが、核は変わっていない。。。そう考えると、1999年の具象画の前に戻っても違和感なく見る事ができると思います。

とにかく全作品アグレッシブです。

開催は明日まで。

偉そうにすみません。単なる感想でした〜。
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# by ymtdsk | 2016-03-18 00:23 | 美術 | Comments(0)
2016年 03月 09日
東京に行った日(番外編)
2日続けて、今回の旅の美術・アート関係の話を書いたので、今回はそれ以外を書きます。

兎に角、iPhoneに感謝。GPSに感謝。
スマホがあるから旅ができたと思います。

目的地を探すには地図のアプリ。電車での行き方を検索するには時刻表アプリ。
写真を撮りたければカメラ。。。
便利です。

1日目

横浜美術館へ行く為に、桜木町で下車。
昔の桜木町はグラフティのメッカだったのですが、2年程前に来た時は全て塗りつぶされていました。
なので、今回は期待せず高架下は見に行かずに横浜美術館へ直行。
コレクション展を見に行った後は、でんぱ組のグッズを買いに近くのヴィレッジヴァンガードへ。
その後、食事をしてパラボリカビスへ向かいました。

今回の移動手段は電車と徒歩。
今回はなぜか歩き過ぎました。

パラボリカビスの後は、六本木ヒルズへ。
向かう途中に、秋葉原で夕食。
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秋葉原に行きたかった訳ではないのですが、たまたま来てしまったのです。
大分では当たり前のように食べる事ができるとんこつラーメンが無いんですね。
味噌か塩の二択だったので、塩にしましたが濃厚でした。
また、ここのお店は100円でご飯食べ放題のライスバーなるシステムがあって、そのオプションを付けましたが一杯しか食べる事ができませんでした。。。
とんこつっぽい濃厚な塩のスープに、太麺、乗っているのはほうれん草?これが東京風なのでしょうか。

そして、六本木。ひとり旅では初めて六本木に行ったかもしれません。
五百羅漢図展が深夜までオープンしていたので、見終わったのが夜11時頃だったでしょうか。
それから宿探し。毎回ネットカフェなんですけどね。ナイトパックで2000円とかなのです。
眠れてシャワー浴びる事が出来れば良いのです。
しかし、六本木ヒルズ周辺にはネットカフェがないのです!
歩いて歩いて歩き続けてたどり着きましたが、、、
夜の六本木って、あんな所なんですね。
夜の東京タワーの写真が撮れましたけど。
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外国人だらけでした。
セキュリティーが入り口に立っているクラブとか、今時のハウスとかが音漏れしているクラブとかを通り過ぎて、やっとネットカフェに到着。
しかし、シングル席は満室。
ダブルは倍の料金。しかし、疲れていましたしダブルの8時間コースの3500円を選びました。
睡眠取れましたし、シャワーも浴びて、充電もできたので良かったです。

2日目

朝8時頃チェックアウトして、赤坂方面を通り、、、TBSの横を通り過ぎ、、、
銀座を回って、神保町へ。
「ビデオ50円〜、CD10円〜」(だったかな?)と書かれた小さいお店に行きました。(完全に店の文字に釣られたのですが)店頭のワゴンを漁っても10円CDは見当たらず。。。
しかし、大分では100円くらいで売られている中古CDが50円で売られていたので、2枚。
探してた和田アキ子のCDは少し高くて280円。奥はエロビデオがビッシリでした。おっさんの店員がいるのかと思ったら、茶髪の若者でした。
神保町を歩いていると、ラッキー池田にすれ違った。。。と思います(笑)。
まあまあ派手な服を着ていました。

神保町にはカレー屋が多いと、以前タモリ倶楽部で特集されたと思うので、カレーを食べようと決めていました。やっぱりカレーが食べたいですね。店によって味が違いますから。
という事で、2日目のお昼は神保町のタイ料理のお店へ行きました。
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こういう本格的なカレーは初めて食べるかもしれません。
美味しかったです。辛さは普通にしましたが、甘めだったと思います。
キムチみたいな赤い漬け物は生姜でした。選べるドリンクはアイスチャイにしました。
店員さんは全員外国人でした。

14:10東京発の新幹線に乗車して帰りました。
大分に着いたのは21:00頃。

今回は歩き疲れました。
お陰で、足の中指の爪が痛く、片方が紫色になっていました。。。

疲れましたし、お金も使いましたけど、村上隆さんからはパワーをもらいました。
行って良かったです。

思いつくままにダラダラ書きましたけど、読みにくくないですか?
以上で「東京へ行った日」終了です。
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# by ymtdsk | 2016-03-09 23:49 | LIFE | Comments(1)
2016年 03月 08日
東京に行った日(ギャラリー編)
昨日、村上隆さんの展覧会の感想を書きましたが、まだまだ書き残した事があると思います。
言いたい事が沢山あるくらい、インパクトのある展覧会だったのです。

まず1日目、横浜でコレクション展を見て、他も回ろうと思っていましたがどんどん時が経っていきました。行きの新幹線の中で「他に面白そうな展覧会は無いか。」といろいろと検索して、いくつか見つけたのです。

コレクション展と五百羅漢図の間に行ったのがこちら。
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『こわかわ少女隊』
場所はparabolica-bisというギャラリー(?)。
僕の知り合いの山田緑さんの作品が展示されるからです。ちょうどこの日が展示初日で、オープニングレセプションの日。
展示は9人の作家のグループ展のようなもの。テーマは「こわかわ」。
闇、血、セーラー服、、、等が描かれたものが多く、ダークだけど可愛いというような作品が多かったと思います。
目的の山田緑さんの絵は、真っ黒の背景に白い服を着た少女と、その少女よりも大きい蜘蛛や深海魚等が少女とツーショットで描かれたもので、超繊細な仕事をされていました。
また駕籠真太郎さんの作品を生で初めて見ましたが、エゲツなかったです(笑)。工場の風景で、女子高生を連れてきて〇〇して××した△△を□□に、、、なんて書けません(笑)。

下の階では、”さやか”というアーティストが個展をされていました。
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画集を出版されていて、大分で画集が売られているのを見た事があるので覚えているのです。
日本のアニメーションの一場面を描いたような作品だったり、女の子の顔を描いたものだったり、女性らしい作品ばかりでした。ギャラリーの表からは、さやかさんのライブペインティングが見えるようになっていました。

コレクション展で麻痺した感覚が、リセットされました。
その後、また麻痺してしまうのですが。。。

そして、2日目。
行こうと思っていた展覧会が終了していた事に気付いて、、、
ぐるぐる回って銀座へ。
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といっても、銀座の画廊巡りではなく一箇所だけ。
銀座三越に行きました。
10:30オープンだったと思うのですが、オープン前から玄関前に人だかり。おじさん、おばさん、外国人。。。また、中に入ると店員さんが深々とお辞儀するスタイル。スーツを着た上の方の役職だと思われるおじさんも、深く頭を下げてお辞儀。プロフェッショナルだなと思いました。
そんな事を考えなが、到着。
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Son of the chaseというレディースのブランドとグラフティライターのQPがコラボしたという事で、見に行ってみました。エスカレーターを上がって目立つところにQPの作品!
コラボ服はほぼ完売していました。

大分行きの新幹線が東京駅を14時に出発するという事で、時間が無く、最後はたまたまネットで検索して見つけた展覧会へ。

場所は神保町。その名も神保町画廊。
写真の展覧会でした。
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『left behind -残されたもの-』というタイトルの、小林修士さんという方の写真展でした。
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良かったです。
写真は女性を被写体にして撮影されたものばかりで、ほとんどがヌードでした。
というのも、一貫したテーマがあって、作品を鑑賞する前に作者が考えたものと思われるストーリーを読むのです。そのストーリーに入り込んで鑑賞するというスタイル。
エロティックでしたね。
下着の跡が残ったものとか、2つのコップに注ぎ分けられたジュースが写り込んでたり、庭で撮影した写真で毛虫が良い場所に写り込んでたり、、、
狙ってやっているのでしょうけど、そういう細かい部分まで計算して撮影しているという事に感心しました。僕は最近、女性を描いているので、とても勉強になりました。

以上で、東京の美術館&ギャラリー巡りは終了。
ですが、僕は美術館巡りと同じくらいエキサイトするのがグラフティ巡りです。
今回も撮ってきました。
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今では東京のグラフティなんてインスタグラムで簡単に見る事ができますが、実物を見る事が出来ると嬉しいです。ベタベタ貼られたステッカー。
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スペースインベーダー。
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QP。
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渋谷で見たすごいの。
刺激的でした。

東京レポート第2弾終了です。

次回は第3弾「東京へ行った日(番外編)」にしましょうか。
もう少しネタはあるので。
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# by ymtdsk | 2016-03-08 22:06 | 芸術 | Comments(1)
2016年 03月 07日
東京に行った日(村上隆編)
東京に行ってきました!
目的は村上隆の展覧会を見る事でした。
森美術館の展示と、横浜美術館のコレクション展がメインで、その他行ける所は沢山行こうと思っていました。
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まず1日目。
電車で行くか飛行機で行くか迷い、結局いつもの電車での旅になりました。
朝5時前の始発を目の前で見送ってのスタート。。。
次の便で小倉まで。小倉から新幹線で東京まで。
東京に到着したのが昼12時頃。
そこから横浜へ。。。引き返すかたちになってしまいましたが。。。
『松井冬子展』以来の横浜美術館。
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『村上隆のスーパーフラット・コレクション ー蕭白、魯山人からキーファーまでー』

すごい。

美術館に入ってすぐチケットを買う前から入り口のフロアにでっかいコレクション作品が丸見え。
そして驚いたのが1点を除く全ての作品が撮影OKという事。学芸員に2回確認してしまいました。
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彫刻やら映像やら絵画やら、ありとあらゆる作品が展示、、、というか並べられているだけというか。。。
一点一点がパワーあって、本来ならばじっくり立ち止まって鑑賞する作品なのですが、完全に鑑賞する感覚が麻痺してしまいました。

僕の好きなKAWSも、こんなに接写して大丈夫。
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好きな作家の作品はじっくり見てしまいます。
KAWSも、ジェームス・ジーンも間近で見れて良かったです。

鑑賞しながら思ったのは、「これら全てを村上隆さんが購入したのか、、、すごい。。。」
それと同時に「アホや、、、」です。それは本人も自覚されていて、展示の最後の本人の挨拶文に書いてあります。
アホとは言ってしまいますが、自分よりも年下の若手の作家の作品も購入(認める)する姿勢は偉いと思いました。僕もお金があれば、欲しい作品はいくつかあります。

さて、膨大なコレクションを見て呆気に取られて、満足しそうになりましたが、本命の『村上隆の五百羅漢図展』へ。
その前に、一箇所寄った場所がありますが次の記事で紹介します。

寄り道したりご飯を食べたりして夜になってしまいました。
しかし、3月4、5、6日の3日間は「Last Weekend Special」という事で、早朝から深夜までのオープンでした。僕が行った土曜日は朝8時から深夜1時までのオープン。
会場の六本木ヒルズに到着したのが夜10時前。
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夜10時なのに入館まで10分待ち。
混んではいませんでしがた、お客さんは多かったです。
ここでも驚いたのが、全作品撮影OKという事。ツイッターやインスタグラムでシェアして欲しいとのこと。正に現代の作家。村上さん本人もこれらのSNSを活用していますし。
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まず出迎えたのが村上隆ロボット。
目や口が動き、般若心経(村上流ショートカットバージョン)を唱えるというもの。

感想は、、、

すごい。

ごめんなさい。

参りました。

です。
パーフェクトでしょう。スキが全くありません。
100mもある作品を遠くから見ても見応えありますが、間近で見ても手を抜いた部分がありません。
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見たかったものがほとんど見れた感じです。

まあ、村上隆の作品展ですが、全て村上さんが手描きで描いたのではなく、核になるもの以外をスタッフが制作して完成されたものです。また、絵画ではありますが、ほとんどがシルクスクリーンによる表現です。

もう、絵のどの部分が面白いとか、本来見るべき絵の表面的な部分ではなく、技術面ばかりを観察してしまいました。

またここでも感覚が麻痺。

超すごい技術を使った作品群なのですが、それが当たり前のレベルに思えてきました。

「何も言えねえ。」でした。

鑑賞してやる気が出たのかな、、、敗北感が強いかな、、、
まあ、やる気は出ました。

ネット上ではアンチがいて、アンチのツイートをわざわざリツイートしていますが。。。
昨日、入場者数が31万人を超えたそうです。
展覧会の終わりには村上さん本人が来て、お客さんが購入したグッズにサイン、集合写真撮影をしたみたいです。うらやましい(笑)。

兎に角、行って良かったです。


因みに、村上隆さん好きです。彼の作品にはカラーハーフトーンの表現(無数の点)が多様されていて、僕も手書きで表現していますけど、僕は2006年くらいから取り入れていますからね(笑)。
それだけ主張しておきます(笑)。
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# by ymtdsk | 2016-03-07 23:39 | 芸術 | Comments(4)